読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

えなりしげたの深夜だから言わせろ!

道楽。https://twitter.com/shigeta_of_13

隠れた名作「九龍妖魔学園紀」を紹介する。

ゲーム

九龍妖魔學園紀 再装填(re:charge)

 

 

ほんの少し前に東京魔人学園の話をしましたが、それと世界観を共用する九龍妖魔学園紀の話をしたいと思います。あまり知名度は高くなく、アトラスの隠れた名作との声もちらほら聞こえてくる本作。さて、どんなゲームなのか見ていきましょうか。

 

 

 

お話

ロゼッタ協会」と呼ばれるオーパーツの発見と管理を担う知る人ぞ知るトレジャーハンター(超古代文明の遺跡探し屋)組織の一員である主人公は日本国東京新宿区の全寮制高校私立天香(かみよし)学園高等学校の地下にある古代遺跡の調査の令を受け、転校生として潜入し、調査を開始することになった。遺跡を調べるにつれて、学園で権力を握る「生徒会」や学園に潜む闇、そして日本の歴史に隠された事実を知る事になる。

 

 

 

学園パート

本作は前作よろしく、古事記オーパーツを題材にしそれをオカルティックに解釈するともすればマニアックな話ではあります。

しかし、それで取っつきにくいと思われがちですが超個性的な登場人物がそれを時に賑やかに時にシリアスに、さらにはうるっと涙がでそうなバラエティーに富んだ物語に仕上がっています。

授業をサボりがちで物事に大してドライに構えているがカレーのことになる目の色が輝き出す主人公の親友キャラ。主人公のことをとても気にいっている石マニアの風変わりな生徒(CV:石田彰)。陸上部所属、そのスピードは音速とも呼ばれるオカマ。筋肉質なのに病弱で学校を留年し続けている20歳の高校三年生。などなど。。。これはまだ序の口で本当に変な人ばかりの学園です。

前作の登場人物と関係があるキャラも多数存在し、もし前作をプレイしていればニヤリとするかも。

f:id:shigeta-of-13:20170212175401j:plain

 

f:id:shigeta-of-13:20170212175412j:plain

 

今作でも感情入力システムは健在であり、主人公を自分好みの人間にするのもまた一興。詳しくはこの記事を。

 

shigeta-of-13.hatenablog.com

 

前作は人ではない力を持って敵に立ち向かっていましたが、今作の主人公は火器やナイフの扱いに長けているものの、ただの一般人であり「超人を超えた一般人」とファンから評されることも多いです。武器を用いて超人たちを倒していくことは本作のテーマとも言えます。

 

 

探索パート

トレジャーハンターとしての技量がためされる探索パートでは、遺跡の調査を主に行います。

3DダンジョンとシミュレーションRPGを掛け合わせたシステムを採用しており、行動力を消費し自分と敵とターン交代制で移動・攻撃を繰り返します。敵には銃で狙う弱点ポイントと弱点属性、通常HPとその半分以下の弱点ポイントHPがあり、効率よく敵を倒していくことが重要になっていきます。特にHPの高いボスとの対決はいかに弱点を狙うかが鍵となってきます。

遺跡探索には仲間を二人バディとして連れていくことができ、能力の増減やパッシブスキルとアクティブスキルを発動するこができます。長く連れていくことで好感度が上がり、それに比例してスキルのレベルを上がります。ただのテニスのラケットとボールでものすごいダメージを与える凶悪なヒロインがいるらしいです。

f:id:shigeta-of-13:20170212180255j:plain

自室ではロゼッタ協会のサイトで依頼人からクエストを受注することができます。このクエストをクリアすることでお金や報酬がもらえるのですが、このゲームは銃の弾丸や銃そのもの、爆薬などに1万~10万円が軽く飛ぶのでこのクエストをクリアしていくことはやりくりしていくうえで非常に重要になっていきます。依頼人の依頼文と希望するアイテムはランダム決定されることが原因で、恵まれない少女の「病気の弟を楽にするためサバイバルナイフを探してほしい」、日本国首相の「サミットを成功させるためにニトロマイトが必要なのだ」等の突っ込みたくなるような依頼が結構あったりします。

 

 

 

調合編

校内や遺跡で手に入れたアイテムを組み合わせることで武器や回復アイテムを作成することができます。この調合はスキルレベルが関係しており、これが低いと高級な料理が作れないという罠があります。

カレーライスはともかくとして、どう考えても普通の人が作れない料理も存在しているそうな・・・

f:id:shigeta-of-13:20170212181237j:plain

 

 ジャズ風なBGMが作品を輝かせる

新田高史氏が手掛ける本作の音楽はジャズを貴重としたオシャレでセンスがあり、遺跡探索はもちろんのこと、学園パートでの穏やかな日常をより一層際立てます。余談ながらも新田氏はこの作品をきっかけにジャズの演奏家としても活動をはじめたようです。

そして、本作のEDである「アオキキオク」はデビュー当時の喜多村英梨さんが歌唱を担当。監督の采配に驚くばかりですな。

 

 

 

 

豊富な小ネタたち

本作では成績表(主人公の能力表示)が存在し、レベルを上げることで数学や理科などの様々な教科の成績も振り分けることができるほか、身長、体重、視力なども細かく設定されています。例えば、理科の成績が良いと爆薬の性能が上がったりなど成績は上げておいて損はないでしょう。特に数学は上げておかないと開けることのできないトレジャーが序盤から出てくるので何気に重要です。

ちなみにプレイ中の行動により、特記事項の欄が「巨乳好きです」「人として危険です」など成績表とは思えないものになってしまいます。

ファミコンスーパーファミコン時代のゲームを参考にしたミニダンジョンRPG「ロックフォワード・アドベンチャー」というミニゲームが用意されており、ただのミニゲームかと思えば敵の弱点属性を学べるひとつのツールとなっている。数時間程度でクリアできる難易度か完成度も高いです。

ちなみにこのゲームをクリアすると主人公の能力値が上がるのでなるべくはやめにクリアする人が多いとか。

OPは某90年代アニメのオマージュ。

 

 

 

 

 

総評

 学園ジュブナイル伝記としてかなりの完成度を誇っており、アトラス作品としても名高いタイトルのひとつと言えるでしょう。アイテムコンプリートや数が多いイベントなどやり込み派の人のもおすすめでき、探索パートも飽きさせない作りになっているのできっとハマる人は多いんじゃないかなと思います。

今なら、少々値は張りますがおまけダンジョンや新たな仲間などの追加要素が入ったre:charge版が良いでしょう。

 

 

 

 

九龍妖魔學園紀 再装填(re:charge)

九龍妖魔學園紀 再装填(re:charge)