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道楽。https://twitter.com/shigeta_of_13

東京魔人学園剣風帖は当時を象徴するゲームだ。

?東京魔人學園伝奇 人之章? 東京魔人學園剣風帖繪巻

 

 

去年の暮れ辺りに友人と盃を交わしているときにふと「東京魔人学園剣風帖」の話をした。

あのゲームをただのSRPGと思ってはいけない。キャラゲーとしてかなりの面白さと1998年のゲームを象徴する作品の顔も持ち合わせているからだ。

 

 

東京魔人学園シリーズとは?

「人ならぬ力を偶然持ってしまった」主人公を含め学園の生徒たちが自分たちとは同じ力を持った人間と敵対しながらも、学園やその周囲に起こる奇怪な事件の闇を暴き解決していく物語。学園ドラマの王道要素やジュブナイル作品のオマージュが多く、大勢のキャラクターが登場するがそのどれもがキャラが立っているのが特徴的だ。

東京魔人学園剣風帖は記念すべきシリーズ第一作として1998年のゲームを代表していいだろう。

 

 

アドベンチャー要素

ストーリーの大きな特徴はホラー・オカルト、さらには神話、風水など様々な要素が上手い具合に融合している。

東京23区の実際の現場写真を使用し、劇画調のキャラクターと合わさり現実感を持たせており、それは後のシリーズにも引き継がれた。

キャラクターの会話に主人公の受け答えを感情コマンドで答えていくシステムがこれまた面白い。感情コマンドは全部で8種類、「友・同・愛・喜」がそれぞれコントローラーの○×△□ボタンに対応、「悩・悲・怒・冷」が方向キー上下左右に対応している。

この回答次第で直後のテキストが変わったりするのだが、クールに斜に構えたり、逆に熱血教師のような暑苦しい回答をするのも面白い。主人公のキャラが崩壊すること間違いなし。

受け答え次第で新しい仲間が加入したり、クリスマスデートのフラグが立ったりと意外と適当にやっていると大変なことになる。少しでも間違えると仲間が加入しなくなるのはもちろん、クリスマスデートに誘えなくなったりと中々にシビア。攻略本を見てやった方がいいのかもしれない。ちなみに僕は中盤の薙刀を使う色黒な女性をロストしました。

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シュミレーション要素

斜め俯瞰の正方形のマスにキャラクターが配置されたゲーム画面でキャラクターたちが「行動力」を消費しながら敵を倒していくため、他のSRPGよろしく戦略を練って行動することがプレイヤーには求められる。いわゆる通常攻撃は存在しないが、特殊攻撃という各キャラクター固有の技を使っていく。その際にカットインが導入され、ボイス入りで技名を叫んでくれる。

自ターンであれば行動力が残っていれば何度でも行動できる。アイテムや装備などで行動力を回復できることも。

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キャラゲーとして

男女ともに濃い面々が揃っているが、そのどれもがキャラクターが立っており忘れ去られるようなフェードアウトをしたりもしない。要所要所で活躍をし、アドベンチャーパートはもちろんシュミレーションパートでもカットインなどの演出で存在感を放っている。感情入力システムが今見ても斬新で面白くこちらのリアクションに合わせてキャラクターたちも反応をしてくれるのが素直に嬉しい。世界観もジュブナイル作品のオマージュを多く含み、どこか不気味な物語を演出しこれもまた東京魔人学園シリーズの醍醐味となっていった。

個々のキャラクター人気も高く、二次創作でも人気を誇るジャンルとなのではないだろうか?声優ファン的にも当時はまだ有名ではなかった堀江由衣田村ゆかりを起用したことに関してもポイントが高い。当時はキャラゲーと言われればあまりよろしくないデキが多かったのもあり、ある種のキャラゲーの源流を作った意味では東京魔人学園シリーズの存在は大きかったのではないだろうか?

 

 

ちなみに今プレイするならDS版ではなくPS版を強く薦めます。(バグがあるため)