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えなりしげたの深夜だから言わせろ!

道楽。https://twitter.com/shigeta_of_13

長いお別れ。

読書

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と書いたものの、重い話ではないので安心してほしい。



夏休みの宿題。
学生諸君はひーひー言いながら苦しんでいるだろうか?
その中でも時間がかかるであろうもののひとつに、これがある。
読書感想文だ。



本の感想を書くつもりが、本の説明になってしまった者はいないか?
言葉につまって同じようなことばかり書いている者はいないか?
私もどうにも何かを書くときに同じフレーズが続いてしまう。
本当はもっと面白おかしく書きたいのだが、それでブログがカオスを形成するのはこちらとしても不本意である。



文豪「レイモンド・チャンドラー」の話。
彼の著作に「長いお別れ」がある。
「大いなる眠り」「さらば愛しき女」に並ぶ彼を代表する作品のひとつだ。
チャンドラーのすごいところは、内容そのものではない。言葉のセンスが最高潮に素晴らしいのだ。
ギムレットには早すぎる」「さよならを言うのはわずかのあいだしぬことだ」
と言えば賢い皆さんは分かりますよね?



ちなみにこの作品は洋書だ。翻訳が存在する。
私が紹介するのは清水節の翻訳の方だが、村上節も存在している。
そう。村上節とは村上春樹が翻訳したバージョンのことだ。
私的に古くからの清水節を薦めたいが、村上節でも安心して読めると思われる。
そういえば、村上春樹氏は「50年を迎えた小説は新たに翻訳するべき」と言っていた。



私はそうは思わない。
名作や名翻訳はそのままにすべきであり、人類の宝として後世に伝えるべきなのでは?
村上氏の言いたいことも大いに分かる。宝は私達が磨かなければ錆び付いてしまう。
しかし、名作は決して私達の心に残り。決して錆び付くことはない。いつまでも語り継がれるはずだ。
私達の確かな思いがあれば。